【数字で見る相続】1ページ 13.6%

 2019年9月に総務省統計局が発表した『平成30年住宅・土地統計調査 結果の概要』によると、2018年の日本の総住宅数6,240万7,000戸のうち848万9,000戸が空き家であり、空き家率は13.6%と過去最高となったことがわかりました。内訳で最も多いのは『賃貸用の住宅』(総住宅数の6.9%)ですが、2013年との比較で増加率が多かったのは、賃貸用・売却用・別荘などの二次的住宅以外の『その他の住宅』(総住宅数の5. 6%)でした。これには、転勤や入院などによる長期不在の住宅や、建て替えなどのために取り壊す予定の住宅のほか、空き家の区分の判断が困難な住宅が含まれます。生活拠点から離れた場所に空き家を抱えていると、売却する際に時間も手間もかかるうえ、売れない間は管理し続けなければなりません。相続人に“負動産”を遺さないためにも、空き家は放置せず、早めに整理しましょう。