【数字で見る相続】1ページ 50%

 2019年に国土交通省が調査した公示価格において、住宅地の変動率1位の地域は50%でした。
 公示価格とは、毎年、国が定める土地の評価額のことです。地価は毎年調査され、それによって公示価格が変動します。上昇することもあれば下落することもあり、市場の変化などさまざまな要因で大きく変動しています。
 公示価格は固定資産税の判断基準としても使われるほか、相続税の算定基準としても使われる重要な数値です。50%という数値を見てもわかる通り、予想を超えて大きく地価が変動する可能性はゼロではありません。
 不動産所有者は、相続財産の総額や相続税の概算を把握するためにも、公示価格は毎年確認しておくことが大切です。